2015年7月30日木曜日

【読書】HARD THINGS

「HARD THINGS / ベン・ホロウィッツ」
を読みました。


みんな悩みがあって。
みんな悩みが、尽きないんだなって思うと
なんだか元気が出ました。

そして、経営者の方々って
僕の考えてもいないような
色んな悩みを持っていることを知って
改めて僕の悩みなんて、
それに比べればちいさい悩みだなあと思えて
とてもよかったです。

いつものように自分のために気になったところを残しておきます。




何かを生み出す人、リーダー、起業家となる人には、
ふたつの能力が必要になる。ひとつは、現状を正しく把握する力。
ふたつ目は、困難の嵐がやって来たときに次々と手を打つ能力だ。



「お前、何が安い買い物か知っているか?」
「花さ。花はまったくお買い得だ。
それに引き換え、おそろしく高くつくものは何だと思う?」
「離婚だ」と父は言った。
このジョークは実際のところ、ジョークではなかった。



どんな人間にとっても2種類の友達が必要だ。




ひとつは、何かいいことが起きたときに
その人を呼べば自分のために感動をしてくれる人。

ふたつ目は、何か悲惨な状態になったとき、たとえば生死の境にいて、
一度だけ電話がかけられるときに呼び出せる人。
ビル・キャンベルはその両方なのだ。



「ニーズ」は常に「ウォンツ」に勝る。



私の経験の中で早くに学んだ教訓は、
大企業でプロジェクト全体が遅れる原因は、
必ず一人の人間に帰着するということだった。



自分へのメモ
「やっていないことは何か?」を聞くのは良いアイデアだ。



「常に死を意識せよ」戦士が常に死を意識し、
毎日が最後の日であるかのように生きていれば、
自分のあらゆる行動を正しく実行できる。



つらいときに役に立つかも知れない知識

・ひとりで背負い込んではいけない。
 自分の困難は、仲間をもっと苦しめると思いがちだ。
 しかし、真実は逆だ。

・単純なゲームではない。
 苦闘は戦略が必要なチェスだ。
 打つ手は必ずある。

・長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない。
 明日まで生き延びれば、
 今日はないと思えた答えが見つかるかもしれない。

・被害者意識を持つな。
 困難は、おそらくすべてあなたの責任だろう。

・良い手がないときに最善の手を打つ。
 偉大になりたいならこれこそが挑戦だ。
 偉大になりたくないのなら、
 あなたは会社を立ち上げるべきではなかった。



ありのままに伝えることが重要
会社の問題を隠さない方がよい主な理由は次の3つだ。

1 信頼
 物事をありのままに伝えることは、
 信頼を築く上で決定的に重要である。

2 困難な問題に取り組む頭脳は多いほど良い
 たくさんの大きな脳を最大の問題に使わないのは、
 大いなる無駄遣いだ。

3 悪いニュースは速く伝わり、良いニュースは遅く伝わる
 健全な企業文化は、悪いニュースの共有を促す。
 問題を隠し立てたりせずに自由に語れる会社は、
 迅速に問題を解決できる。


どの会社にも、命懸けで戦わなくてはならないときがある。
戦うべきときに逃げていることに気づいたら、
自分にこう問いかけるべきだ。
「われわれの会社が勝つ実力がないのなら、
そもそもこの会社が存在する必要などあるのだろうか?」



あなたの会社がうまくいかなくなっても、
それを気にかける人は誰もいない。
誰も気にしない。
そして、気にしないことが正しいのだ。



「われわれは、人、製品、利益を大切にする。この順番に」
単純だが奥深い言葉だ。
「人を大切にすること」は、
3つの中でも頭抜けて難しいが、
それができなければあとのふたつは意味を持たない。


マネージャーが部下を教育するときに、
明確な期待値を設定しておくことだ。
部下自身にも自分は職務上何を期待されているかを
理解させなければならない。



会社の生産性を改善するために、
教育以上の投資はないことを
肝に命じること。
忙しすぎて教育ができないというのは、
腹が減りすぎて食べられないというのと同じだ。


「何が欲しいかを知らなければ、
それを得る確率は極めて小さい」
(トニー・ロビンズ)

採用プロセスには、多くの人々が関与しているが、
最終決定は単独で下さなくてはならない。
みんなの総意で決めようとすると、
議論は短所のなさへとぶれていく。
孤独な作業ではあるが、
誰かがやらなくてはならないのだ。



真に優秀で、真に経験のあるCEOたち全員に共通する重要な特徴がある。
彼らは、組織的問題に対してあえて困難な答えを選択する。
丸く収めるか、事を荒立てるかという場面に立ったとき、彼らは事を荒立てる。


心を静めるテクニック

友達つくる。
 同じような困難な決断をしなければならない経験を積んだ友達と
 話すことは心理的に極めて有益だ。

問題点を書き出す。
 書き出すという行為によって、
 自分の心理的呪縛から自由になり、決断を下しやすくなった。

側壁ではなくコースに意識を集中する。
 意識を向けると吸い寄せられる。
 何を避けるべきかに意識を向けず、
 これから何をなすかに意識を集中すべきなのだ。



「英雄と臆病者の違いは何だと思う?」
実は、人間には何も差はないのだ。差はそのなすことにある。
両者ともに感じることは同じだ。
英雄も臆病者も感じる恐怖は同じなのだ。
(伝説的ボクシング・トレーナーのカス・ダマト)



CEOの方が間違っている可能性は常にある。
だからフィードバックは単なる叱責であってはならず、
オープンな対話でなければならないのだ。
異を唱えることを奨励し、徹底的に議論したうえで高い基準を設定する
という企業文化を育てなければいけない。
CEOは正しい結論に達するために最大限の努力をしなければならないが、
同時に自分が間違っているときはそれを認められるオープンさが必要だ。



「人生は苦闘だ」
この言葉こそ起業家にとって、もっとも役立つ教えだと思う。
苦闘を愛せ。
自分独特の性格を愛せ。
生い立ちを愛せ。
直感を愛せ。
成功の鍵はそこにしかない。






「人生は苦闘だ。」
(カール・マルクス)


なんしか、カッコいい男になろう。



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