「怒り」って、自分でどうにかできるんじゃないかって思っているから沸くんです。

 コントロールができないことを

クヨクヨ悩むな。

あきらめよ。

コントロールしようとするなど
そもそも無理なことを考えるな。

自分がどうにかできるという幻想を捨てよ。

うっとおしい上司を
なんとかできるんじゃないだろうか
なんていうことが
頭にあるから悩むんです。

批判されて、「ハイそうですか」って言うヤツなんていないのだ。

 盗人にも五分の理がある。

誰だって、自分は正しいと思ってやっている。
どんな人間であっても言い分というものがある。
どんなに正しいと思われることであっても、
こちら側からだけの一方的な言い分は通用しない。

批判されて、ハイそうですか、
どうも、すいませんでした
私が悪うございました。
以後気を付けますなんてことにはならない。

「自分が正しい」って見方だけでは見えてこないものがある。

人が見ているのは正解か不正解かではなく、そこに「一本筋が通っているか」ってことだけだ。

 

人は、
正しい、間違っているなんてところまで、
ちゃんと見れてなんていない。

その人が本気かどうか、
一本そこに筋が通っているかどうかだけを
見ているのだ。

「正しい」、「正しくない」。
「カッコいい」、「カッコ悪い」。
「常識だ」、「非常識だ」なんてことも
その時代や国によっても
人の見方によっても、違うのだから。

あなたが、
気にするべきことは

「言い返さない」強さ。「グッと堪える」強さ。

弱い犬ほどよく吠える。

空のバケツほど蹴るとうるさい。

金持ち喧嘩せず。

沈黙は金なり。

と、

数々の先人たちが教えてくれているにも
かかわらず

そのことを理解していると思っているにも
かかわらず

すぐに、言い返してやろうと
いう気持ちになってしまう
愚かな私。