2014年5月15日木曜日

【読書】オンナを味方にして仕事をする本

「オンナを味方にして仕事をする本―なぜあなたは女性とうまくいかないのか?奇跡の12週解決トレーニング / 後藤 芳徳」
を読みました。

前々から
女性の力を活用することは、とてもいいことだってわかっていても
色々難しんだよな~って思ってたので
非常に興味深く読むことができました。
(本文を若干修正して自分のために残しておきます。)


自分が苦手な部分はそれを得意とする部下に任せ、
「キミがいるからホントに助かるよ」とお礼を言って認め、ほめるんです。

女性は、「ああ、私のためを思ってやってくれたんだな」が重要。
「関係性とプロセスを重視する、感情優先の生き物である。」

実際にあなた自身が率先してやることを部下や同僚はよく見ています。

「あの件を調べて教えてよ」などと、相手にわざわざ手間をかけさせることではなく、
すぐに答えてもらえる、ささいな質問をしましょう。
そもそもこのトレーニングは「ありがとう」って言うことが目的。

してもらったら嬉しいことを、上の立場の人間が進んでやる。
こういう会社では、部下に命令しなくても、
自然と周囲は見習ってやるようになりますね。

「ホメる」とは、
「何度も繰り返し起きてほしい行動、
意識の持ち方を、繰り返してほしいという思いを伝えること」です。
一方、「叱る」とは

「二度と起きてほしくないことを、二度とやらないでほしい。
再び起きることを、どんな手段をもってしても防いでほしいと伝えること」です。

ドキドキ感をなくして、なおかつ相手にインパクトを与えるためには、
片方の目を見つめるのが効果的です。


感情を優先する女性の心を掴むには、
端的に言うと、相手の感情を吐き出させてあげることと、
相手の感情に乗っかることがポイントになります。
だから、何よりもまずは「聞き出し上手」になって話を聞き出しましょう。

女性に好かれる上司になるための重要な資質は
「話を聞いてくれること」でしょう。
ただし、感情的ににネガティブになっているのを「そうだね」などと同調して、
煽るのは絶対にしてはいけません。


女性の相談事は解決策を求めてはいない

「A社のBさんたらひどいんですよ」といった話を聞いたら、
まずは「へえ、そうだったのか」と、同意してあげる。
あるいは「そりゃつらかったなあ」といたわる。彼女を認めて感情に乗っかるのです。
間違っても「そんなことはない」とか
「取引先の悪口を言うもんじゃない」なんて否定してはいけません。

それから、
「そいつは頭にくるなあ」という誰かの攻撃の同調もいけません。
怒りを助長させてしまいます。彼女も本気で恨みたいわけではありません。
なぜなら、女性が愚痴や相談事を持ちかけてきた場合の多くは、
「話を聞いてもらう」のが一番の目的だからです。
結論や解決策を求めているわけではありません。

ひと通り話を聞いた後で、
「そうか、そりゃ悔しかったなあ」と認めてから、
「それで、その解決に向けて、僕がしてあげられることは何かあるかなあ?」とたずねてみれば、
ほとんどの場合は「いえ、何もありません。大丈夫です」ということになります。
但し、愚痴を延々と聞いてはいけません。

話をさえぎらずに聞いてもらうと、
特に女性は「自分は認められている。大切にされている」と
感じることができます。

まず何を期待しているかをきちんと伝え、
モチベーションをあげる必要があるのです。

女性に期待しよう。
そして期待していることを伝えよう。

必要以上に叱ることを恐れないでください。
実は、ちゃんと叱ってくれる男性を、
男らしいと感じる女性はけっこう多いものです。


一般的に女性は、自分自身で方向性を決定することに男よりもストレスを感じています。
だから、きちんとした判断基準を持った上司に叱られるのは、
「自分で決める」というストレスから解放されてラクになる選択肢なんです。

どんなことでも、女性の視界の中で黙々と一生懸命やってる姿さえ見せれば、
母性本能をくすぐることはできます。

できるだけ「その人ならでは」という部分をほめます。
そういう部分を「いやあ、さすがだね、助かるよ」といって認める。
「あなたがいてくれて助かる」という気持ちを伝えるのです。

もし、女性部下の態度がいつもと少しでも違うと感じたら、
すぐに「どうしたの?」と声をかけましょう。
「べつに何でもありません」といった反応だとしても、
「何でもないようにはとても見えないよ。
今は無理に言わなくてもいいけど、言えるようになったら教えて」といったリアクションをしておく。
もし、相手から「ちょっと聞いていただけますか」といった投げかけがあった場合、
その女性のためにすぐに三分でいいから時間をとりましょう。

「ちょっとお願いしてもいいかな」の積み重ね
「小さなお願いをする」→「ありがとうを言う」→「小さなお返しをする」

女性にはたとえ話をたくさんしましょう。

相手に子供の頃の話をしてもらうのが
一番簡単な心を開いてもらう方法

「大丈夫だよ」「きっとうまくいく」
「僕が責任をとるから」「思いきってやってごらん」といった
相手を支える言葉が、仕事に対する予想外のパワーを導き出すことがあります。

「欲しい結果を明確にする」
「それを任せて期待を伝える」
「失敗してもあなたが責任をとる」。
この3つを実行すれば、女性は報いてくれるのです。

きちっとほめて、きちっと叱る。
どちらもせっかくインパクトの大きな感情を
共有できるビッグチャンスなのですから、
その場で活かしましょう。
感情的に怒ることができないタイプは、
無理にそうしなくていいんですよ。
相手に認識させればキャラクターに逆らってまで怒らなくてもいいんです。

叱るのに「人前で」「大声」は禁物

落ち込んでる部下を励ます時や、謝りそこねた時、
「さっきの言い方は悪かった。申し訳ない。
内容については仕事上譲れない。責任は僕がとるのでお願いできるかな」といった
メールを送るだけでも、相手の心に大きなインパクトを与えることだってある。

相手が叱られると想定しているのが明らかであれば、
あえて叱らないで
「僕が伝え方を間違えたかなあ、キミなら理解してくれれば絶対にできると思ってたんだ。
僕がどんな指示をしたか、もう一回言ってみてくれないかな?」や
「気分転換していないからミスするんじゃないか?週末でもみんなで飲みに行くか」
なんて言うのもいいかもしれません。
ただし、てっきり叱られると思ってる場合のみです。

花を持たせることができる男性は「ほめ上手」で「譲り上手」です。
「そのアイデアは○○さんが出してくれたんですよ」と
発案者として部下の名前をあげるような人です。

「キミの発想は素晴らしいね」と勝ちを譲って相手を認めることで、
最終的にはあなたの味方になってくれるのです。

相手の情報を覚えていることは相手を重んじていると伝えるには大切です。
記憶に長期保存されているということは、
相手を重要だと思っていると伝えるのに効果的なのです。

テクニックではなく、
重要なのは「ケアする気持ちがある」と伝わることなのです。

女性は、自分の意思でイエスと言ったことは責任を持ちますし、
ゴールまでのイメージは見えているもの。
女性がゴールまでイメージできるように手伝うと
女性の力を活用して結果が出しやすくなるのです。
方向性を絞るプロセスを一人でやらせずに一緒に手伝いましょう。

助かっているのだと本人に伝えること。
個人が個人に感謝しているというメッセージは最もインパクトが強いのです。

ほとんどの会社で、事務職の女性たちは営業や他の部署の人たちより、
自分たちの仕事の価値が低く見られていると感じています。

僕がアドバイスする女性社員の選考基準は、こうです。
「アタマとカラダを使って、なんらかの結果を出した経験を持っていること」
これだけで、高確率でよい人材を採用できます。
「アタマを使った」とは、学業成績を含んで、珠算とか漢字検定で一級取った、
といった類のことです。
「カラダを使った」は、スポーツで県大会何位まで行ったとか、水泳大会で新記録を出したとか、
いずれも普通の人より頑張って、
ある程度の結果を出した経験をひとつずつ持っているのが理想です。
あとは「好意を持てるかどうか」ということです。

女性ばかりの職場でであれば、リーダーも女性というケースも多いでしょう。
リーダーに依存する女性ばかり増えて困るといった状況が往々にしてあるものです。
そんなときに僕が女性リーダーに勧めるのが「プチギブアップ」です。
「私はもう限界!」って宣言してしまうんです。
実際に宣言させてみると、
今までリーダーとして努力と我慢を重ねてきた彼女からの言葉ですから、
周囲の女性たちも「そんなに大変だったら私も手伝わなくっちゃ」と
積極的に手伝い始めるんですね。
また、そういった状況になっても変わらず依存を続けようとするのか、
人材の最後の見極めにも役立ちます。

男女の役割をまっとうしよう
男女の特性を活かした役割分担ができて、
それぞれの得意分野で能力を充分発揮すること。


「型があるから型破り、
型が無いのは形無しよ」
(市川 猿之助)

なんしか、カッコいい大人になろう。




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