2014年11月27日木曜日

【読書】1分間ジャック・ウェルチ 最高の経営を実現する77の法則

「1分間ジャック・ウェルチ 最高の経営を実現する77の法則 / 西村 克己」
を読みました。

世界的企業「GE(ゼネラル・エレクトリック)」の最高経営責任者に
史上最年少で就任し、約20年にわたって、数々の改革を実現した伝説の男。
その最高時の年収、は約100億円だとも言われ
20世紀最高のカリスマ経営者・ジャック・ウェルチの成功哲学を凝縮した名言集です。

とにかく、歯に衣着せぬ元気が出る言葉たちが心地よく心に響きました。
(いつものように自分のために残しておきます。)



「ナンバーワン、ナンバーツー戦略」は、
ジャック・ウェルチの最もよく知られた戦略である。
市場でナンバーワンかナンバーツーの事業で勝負をする。
それ以外は、再建か閉鎖か売却か。
再建できなければ消滅である。
一位・二位にこだわるのは、命運を自分で動かせるからだ。
第四位以下になると、命運は他に委ねられてしまう。
そして、苦しむことが仕事になってしまう。

ウェルチは
「穏やかでバランス感覚のある、
思慮深いリーダーになろうなどと思っていてはダメだ」
と言っている。

目を向けるべきは過去の成功でもなく、あってほしい願望でもない。
ありのままの現実を直視して対策を立てるべきだ。
自己欺瞞は、組織を硬直させ、働く人たちを馬鹿げた結論に導く。

必要なのは最高の人材だけだ。
会社が頂点を目指すのなら、
仕事の環境も最高であるべきだ。

「差をつけることは、極端にやってこそ意味がある。
激しく差をつけることが、本物のスターを生み出す。
そうしたスターが素晴らしいビジネスを築き上げる」

差をつけることはきわめて難しい。
それが簡単だと思い込んでいる人は組織にいるべきではないし、
差をつけることができない人もまた、いるべきではない」



「全員がチームとして戦っているという意識を持たなければならない。
しかし、だからといって、チーム全員を同等に扱わなければならないという法律はない」


ビジネスを成功に導くには、
AプレーヤーがAプレーヤーを率いる以外にない。
それがウェルチの考えだ。
具体的に何が必要なのか。
4つのEと1つのPだと言う。
①活力(Energy)
②活性化力(Energize)
③決断力(Edge)
④実行力(Excute)
それに、情熱(Passion)
「熱意は人から人に伝わる」と言う。

ビジネス上の問題に明快な答えが出ることは、まずない。
完璧さよりもスピードを重視した決断を心がけた。
答えがはっきりしないなかで決めることが決断なのである。

ウェルチは、複雑さを嫌い、単純であることを重視する。
複雑さはあらゆる人、物、情報にスピードを鈍らせ、
時にはストップをかけてしまうからだ。
また、自分をごまかす必要のない人は単純でわかりやすい話をするものだ。
単純化することは、リーダーシップの強さを示すことでもあるのだ。

予測を立てるから成功するのではない。
変化に素早く反応するから成功する。
一年後の世界がどう変化するかまったくわからないからだ。

ウェルチのアイデアに対する姿勢は独特のものがあった。
意見のぶつかり合いからアイデアが磨かれていく「建設的衝突」を好んだ。
「徹底的な議論に耐えられないようなアイデアは、
市場でも生き残れないだろう」

ウェルチは、社員のアイデア、やる気を引き出すリーダーを求めていた。
「2人の社員を管理し、指示した通りのことをさせているだけの管理者がいたら、
その人を外し、2人の社員を残すだろう」と言っている。
つまり、「3人いる場合は、3つのアイデアがほしいのだ」と考えた。

「ボスは何でも知っているというカルチャーは死に絶えた」と言っている。

小数点以下の数字はナンセンスだ。
夢にはわくわくさせられるが、
小数点以下の数字には興奮しない」と言っている。
目標とは挑戦である。
自分たちが限界だと思っている以上のことを成し遂げることだ。

穏やかな革命など、どこにも存在しない。
組織の穏やかな改革というものも、また、存在しない」と言い、
変革につきものの抵抗と犠牲をものともせずに突き進んだ。

ウェルチの好きな言葉の1つに「思いきったスイング」がある。
やるときは全力を使い尽くすのだ。
思いきったスイングをすれば、
失敗してもCプレーヤーではない。
それは、前を向いてこそできることである。

「部下が過ちを犯した時、
最も避けなければならないのは厳しい懲罰だ。
上司の仕事は、部下に自信を取り戻させることだ
時として失敗も成功と同じように、よき教師になり得るのだ。

「失敗してしまった人たちに対する処分ばかり考えるな」
「挑戦しろ」と言うリーダーは多い。
挑戦に失敗はつきものだ。

「賢い管理者でいるだけでは不十分。
人の気持ちを燃えさせなければならない。
常に前進させるのだ」

「自分の先見の明を自慢したくなる時がある。とんでもないことだ」
悪いことが起きると「自分にはわかっていたけどね」と偉そうに言うリーダーがいる。
わかっていたのならあくまで主張し、資源を投入すればいい。
リーダーは実行者であり、批判人間ではないのだ。

「数字を飾り立ててはならない。
一切手を加えず、ありのままを示すのだ」
自分たちの状況を真正面から見なければならない。

「人々の考えを変える唯一の方法は一貫性を保つことだ」
ウェルチは、
改革を進める上で徹底した一貫性を重視した。
①決めたことは変えない
②単純化しながら繰り返し徹底する
③そして浸透させ、行動に移させる
④その結果を根気よくフォローする
これがリーダーであり経営である。

「信頼は感じとるものだ。
率直で、言ったことを守る時にリーダーに対する信頼は生まれる」
部下には良い情報も悪い情報も、
自分がどう評価されているかも、全部知らせるべきだ。
リーダーが情報を独占し、悪い情報を隠したり、割り引いて伝えたりすると、
チームの信頼とエネルギーは失われてしまう。

本社は何も製造していない、何も販売していない。
現場をあちこち歩き回ることこそ、今何が起こっているのか、
現実を理解する最高の手段なのだ」

「人は完璧ではないから失敗もするが、
ビジネスというものは過程の連続だ。
例え間違えても、軌道修正していけばいいんだ

「リーダーよ、非情たれ!」




「余儀なくされる前に、改革せよ」
(ジャック・ウェルチ)

なんしか、カッコいい大人になろう。






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