2018年4月26日木曜日

【読書】生きる技法

「生きる技法 / 安冨 歩」
を読みました。


久しぶりに、衝撃的な本に出会いました。
「技法」と謳っているので、
「テクニック」のことかと舐めて読み始めましたが、
なかなかこれが深いです。
今年もっとも衝撃を受けた本ですね。


真理をつく言葉の数々を
いつものように自分のために残しておきます。
いや、名言だらけです。






自立とは、
多くの人に依存することである。


多くの人は「自立するということは、
誰にも頼らないことだ」と誤解しています。


依存する相手が増えるとき、
人はより自立するか。


依存する相手が減るとき、
人は、より従属する。


従属とは、依存できないことだ。


助けてください、と言えたとき、
あなたは自立している。


友達を作る上で、
何よりも大切な原則があります。
それは、
誰とでも仲良くしてはいけない。
ということです。


誰とでも仲良くしようとすると、
誰とも仲良くなれない。


対立を恐れてはいけない。


嫌われるのを恐れると、
誰にも愛されない。


愛は自愛から発し、
執着は自己愛から生じる。


「自愛」は、自らその身を大切にすること。
「自己愛」は、ナルシズムに同じ。


自分を嫌っているなら、
誰も愛することはできない。


自己愛は、他人を犠牲にする。


悩むのをやめて、
自分の感じていることに眼を向ける。


自分を大切にしている人には、
自分を大切にしている人が引き寄せられます。


自分を嫌っている限り、
本当の友達はできない。


貨幣は他人とのしがらみを
断ち切るために使える。


「選択肢が豊富にあること=自由」ではない。


人生には無数の選択肢がある。


無限の選択肢の中から、正しい選択をすることなど、
原理的には不可能である。


選択という設定自体が危険である。


実のところ、人生のある局面で「選択」を迫られるとしたら、
そのこと自体がまずいのです。


選択を迫られるなら、
その場を逃げだすべきである。


自分の内なる声に耳を澄まして、
その声に従う。


自由とは、
思い通りの方向に成長することである。


現代日本では、簡単に飢え死にしないから、
怯えなくて良い。


自由でいるためには、勇気が必要である。


自由人は自立している。


あなたの人生の目的は、
他の誰とも違っている。


人生の目的は、
どんな言葉でも表現することはできない。


表現できたと思うなら、
それは何かを押し付けられた結果に過ぎないと心得ておくべきでしょう。


人生の目的に向かって進んでいるかどうかは、
感じることができる。


必要なものが生じたら、念力で手に入れるしかありません。
どうするのかというと、必要なものを具体的に想像するのだそうです。


夢は否定形では表現されない。


「父親のようにはなりたくない」と念じると、
父親のようになってしまう。


幸福とは、手に入れるものではなく、
感じるものである。


「長期的に考えて」とか「長い目で見て」と言って、
我慢するのは得策ではありません。


「なんだか嫌な感じがする」という場合には、
決して近寄ってはいけません。


「夢」というものは、幸福へと至るための「手がかり」として、
意味があるのであって、その実現そのものには意味がないのです。


自己嫌悪は、
他人(親や教師など)に押し付けられたものである。


自己嫌悪を抱いている限り、
失敗が約束されている。


人は、成長すると、安心する。


人は、衰退すると、不安になる。


自分のやっている努力に意味があるかないかを、
感じることが大切。


意味のある努力をしないといけません。
意味のある努力とは、というと
それは結果として成長できるような努力です。


成長は、願うことで実現される。








「寝こんだり病気になるよりは、
『勇気をもってサボる』
このほうがずっと立派です。」
(安冨 歩)


なんしか、カッコいい大人になろう。