2020年2月13日木曜日

【伝授】なぜ、あなたの話はおもしろくないのか?【基本】



「笑いなんて全て伏線やからな。」
(松本 人志)

この伏線と回収は、笑い以外の話にも通じます。



はじめに、
今回の記事は「おもしろい話」というのが
「笑い」に限ったものではないということをご理解の上読みすすめてください。
「おもしろい話」全般についてを書いていますが
例として「笑い」について説明した方が分かりやすいので
「笑い」で解説します。
「怖い話」も、「感動する話」なども同じ構成です。
ストーリーを創作する人なども
是非とも参考にしていただけたらと思っています。


まず、おもしろい話には必ず「オチ」があります。
そうです、
話をおもしろくするためには
「オチ」をつける必要があるのです。
よく、関西人は「オチ」が無い話を嫌うと言いますが、
「オチ」のない話はおもしろいはずがありません。


そして「オチ」をつけるためには、
その「オチ」に対し
何らかしらの「フリ」がいるのです。

いわゆる、伏線と回収です。


そのためには、逆算する必要があるわけです。
「オチ」に対して「フリ」を。


ここで、勘違いをしてはいけないのは、
「オチ」自体が
大きな笑いを生むほどおもしろいということは、
そうそうありません。
確かに、「オチ」でドカーンとウケるいうのはありますが、
大抵の場合は、「オチ」自体は、
ややおもしろい程度のことです。
「オチ」にインパクトを常に求めるのは大変なことです。
それよりは、
「フォロー」を入れた方が手っ取り早く笑いが取れます。



笑いを生むには「オチ」に、
「フォロー」を入れることが必要なのです。

その「オチ」に対し、
説明をする、私的な解釈を入れる、ツッコミを入れることで
大きな笑いが生まれるのです。
「オチ」だけで勝負するのはレパートリーを狭めることになります。


「フォロー」で、聞き手に対し
この「オチ」は、
とてもおもしろいでしょうと
わかりやすく
笑いに導いてあげることができるのです。


つまり笑いを作るには、
「フリ」と「オチ」と「フォロー」
の3要素が必要なのです。


この「フリ」「オチ」「フォロー」の3要素は、
「おもしろい話」になくてはならないものです。

何度もお伝えしていますが、「おもしろい話」とは
なにも「笑い」だけに限った話ではありません。
「怖い話」も、「感動する話」なども同じ構成です。
つまるところ、小説や映画も同じ構成なのです。


例えば、

年頃の子供が、
クリスマスを前にプレゼントをお願いするシーンで

「僕は賢くしますので、サンタさんにプレゼントお願いしてほしい」

「どんな風に賢くするの?」(フリ)

「ちゃんと、今日からトイレの便座上げておしっこします!」(オチ)

「今なんて言った!?いつもしてなかったんかい!あれだけママ言ってたのに!
どうりで毎日、便座ビチョビチョやんか!」って怒られてました(フォロー)


賢くするという「フリ」をする
賢いとはいえない「オチ」
なぜなら、いつも注意されていることを実行できていないという
本末転倒という説明「フォロー」


あえて解説しますが、
「フリ」と「オチ」は、正反対になっています。
「フリ」=賢い
「オチ」=賢くない

この「フォロー」に個性が出るのです。
ここで笑いに差が生まれるのです。


カメラを趣味にしていると
どの場面を切り取るのがいいか
フレームに収めるのがいいのかと言うことに
カメラマンの個性が出てくることが分かってきます。


それと同じで、
1つの出来事(オチ)に対し、
どういった「フォロー」で味付けをするか、
それから逆算して「フリ」をつけるというのが
話の基本なのです。


時に、「フォロー」は、
「第2のフリ」にもなり得ますし、
順番は必ずしも、「オチ」の後とは限りません。


たまに、「オチ」によっては、
今までの話の流れから想像で、
あとからのフォロー無しで
笑わせるという笑いの方法もあります。
いわゆる、「考えオチ」というやつです。
それらは、
その前に「フォロー」を入れている変則的なものです。

この辺の話は本当につきないのでここでは、書きません。


それと、
私のテクニックを少し紹介しておきます。


①話は、短くしろ。
(長いと飽きられオチまで聞き手の集中力が持たない)

②オチは、わかりやすくしろ。
(こんな単純なオチでいいの?ってくらい単純に。ちょっとひねると気づいてもらえません)

③オチに関係するキーワードは、サラッと話の前半に盛り込んでおく。
(オチに関するの重要なキーワードは、話の前半にサラッと盛り込みます。
あくまでオチと分からぬように)

④フォローをするのであれば、
「情けない自分」
「恥ずかしい勘違い」
「壮大なボケ」
「お前が言うなって思わず言いたくなる」
「発音や言い回しがおもしろい単語を連呼」
「心の声を発声」
「状況説明」
などでフォローすると、笑いを増幅させます。







サルミアッキ
ホンットにまずいです。絶望的まずさ。
救いはまったくありません。オススメです。






「人生なんて楽しいもんやないんや。
だから楽しまなあかんねん。」
(松本 人志)



なんしか、カッコいい大人になろう。









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