2021年8月12日木曜日

【読書】好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術

 「好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術 / 南 章行」

を読みました。

 

この本に出会えたことは、

私にとってとても幸運な出来事だと思います。

理路整然と、私の長年考えていたモヤモヤを

言語化してくれる喜びと、改めての考え方への感心です。

良書です。

<いつものように自分のために残しておきます>


無料もしくは数千円の投資で、
「事実」は押さえられる。
こんなに楽な話はないから、
読書家でない僕もその恩恵にあずかっている。
事実を押さえるとはつまり、
情報を「自分ごと」として考え、咀嚼し、
それに対応することだ。

60歳まで働くのと、
80歳まで働くのでは「稼働時間」が
圧倒的に違う。
たとえばあなたが飛行機に乗ったとして、
なぜかリクライニングがきかないハズレの座席に当たっても、
「羽田から伊丹」と思えばまあ、我慢できる。
だがこれが「羽田からマドリード」となれば話は別だ。

「自分が好きで自分に合っている生き方、
働き方でなければ長くは続かない」
という考えのもとにに僕はキーボードを叩いている。

その「遠い先」は「今」とがっちりつながっている。



「唯一無二のスキルをひとつ持つ」
という発想は捨ててしまおう。
「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」
という考え方に切り替えるのだ。

22歳から80歳までおよ60年働くと考えた時、
社会人経験12年というのは、たったの5分の1なのだ。
「スタートから5分の1までの期間でした経験を活かして、
残りの5分の4を生き抜く」
この発想自体がナンセンスだと素直に思った。


だから僕は「これまでの経験を活かそう」という考えを
できるだけ排除しようとした。


自分の興味関心が変わっても「これを目指す!」
と宣言した自分に嘘がつけなくなってしまう。
無意識のうちに、一貫性を維持しようと心の片隅にある違和感を押し殺し、
時にはチャンスを逃すことにつながってしまうのだ。
この「違和感」こそ、時代の適応だったり自分の成長だったりすることを、
忘れずにいたい。


あなたが80歳まで働けるような目標を
設定してくれる企業は存在しないし、
そんなリーダーもいないだろう。
目標を自分で設定し、課題も自分で見つける。


「自分のことは、自分で決めなさい」だ。


「心が満たされる好きなこと」でしか稼げない。

これからのキャリアには、
「その仕事で、自分の心が満たされるのか?」
ということが大切になる。


「自分らしさ=人と違うこと」ではない。


価値観の定まっていない人は
「何か人と違わなきゃいけないんじゃないか」と誤解してしまう。
「人と違っていること」がゴールになると、自分らしさを見失う。


「普通と違う」「常識からはみ出す」というのは、
似たような危険ワードだ。


「みんなと同じだろうと、違っていようと、
自分がいいと思うことをやる」


人生において絶対の正解は存在しない。
どれが正解かはわからないし、確かめる術はない。
どうせわからないなら、そのときの自分の気持ちに正直になることが、
最良の意志決定になると僕は信じている。


どんな仕事でも本気でやるのが鉄のルールだ。


「パパ、かっこいいだろ」と言えない仕事はやりたくない。
 

ストレスを感じていたら
80歳まで働けないと腹の底から感じるからだ。
60年もの間、
苦役としての労働を続けられる人はほとんどいない。


あなたにもきっと、あなたのスタイルがある。
それはかなりプライベートに近い、
あなたらしさと結びついたものであるはずだ。



「人には権力を持ちたいタイプの人もいれば、
尊敬されたい人もいるし、なんでも一番手になりたい人、
みんなと同調するのが安心だという人もいる。
それを見ぬいて営業トークを変えなさい」

「言っても無駄だ」と現場はその情報を上げず、
情報なしで判断する経営陣の指示はますますずれたものになる。
悪循環の見本だ。


どうすべきか正解はない。でも決めるしかない。
意志決定はビジネスそのものであり、経営者の仕事だ。
なぜならそれは「うちはこういう会社です」という宣言になるからだ。

正解はないとき、どうするか。
それは企業理念や経営者の「自分の価値観」で意志決定するしかない。
論理ではなく感情で意志決定する。


自分の価値観を持たなければ。


自分のことは自分で決めなくてはいけないのではなく、
自分のことは自分で決めていい。
なぜなら、自分で決めるというのは、義務でなく権利だ。


自分の価値観をもちたいなら、
あらゆるものの定義を改めて考えてみるといい。


自分の価値観がわかれば、
自分のストーリーを生きられるようになっていくはず。


今、あなたの心は何で占められているだろうか?


マネジメントで一番大事なのは
モチベーションだと再確認した。


ションだと再確認した。自分のストーリーは自分のものだから、
自分が納得していればそれでいい。
だが、大切な人に胸を張って説明できるストーリーなら、
最高ではないだろうか。


正解のない人生100年時代に、
僕たちは自分のストーリーで生きていこう。


資本主義経済のルールで生きている僕たちにとって、
「お金をもらう」とは「人の役に立っているしるし」だ。


「自分にはスキルがない」という人は、
「世界は広い。いろんなものを求めている人がいる」
ということを知ってもらいたい。



なんしか、カッコいい大人になろう。


noteやってます。興味のある方は是非どうぞ。