2015年10月1日木曜日

【読書】フォーカル・ポイント

「フォーカル・ポイント / ブライアン・トレーシー」
を読みました。


これは、なかなかの良書でした。
この本の中にある質問に答えてこそ
活かされることになるのだと思いますが。
これは、価値があります。
いつものように自分のために残しておきます。



もはや収入の尺度は「費やした時間」ではありえない。
この新時代では「あなたが何をやり遂げたか」、
その結果が報酬を決める。


自分の人生のすべての責任を取ると決心すると、
あなたが誰に雇われているかは問題ではなくなる。

「人間は、英知を買うことも借りることもできる。
英知を買うときには、自分の時間と財産で精一杯の対価を払うことになる。
しかし、借りるときには、他人の失敗から学んで教訓にすればいいだけだ」
ベンジャミン・フランクリン


生産性を高める三つの鍵
①明確なゴールを決める。
②ゴール達成までの行動計画を決めて、紙に書き出す。
③行動計画のリストに優先順位をつける



自分にこう質問してみよう。
「会社にすばらしい成果をもたらすもののうち、
わたしだけができる仕事は何だろう?」
そのうえで、あなた以外の人でもできる単純な仕事は他人に任せよう。


「重要でもなければ緊急でもない仕事」はやめる。


生産性を高めるためにわたしが好んで取り組む原則はひとつだけだ。
それは、一番重要なひとつの用件にひたすら集中することである。


「わたしの次の仕事は何だろう?」
「専門にする仕事は何だろう?」
「自分は何になりたいのだろう?」
あなた自身がこうした質問を自分に投げかけ、
自分で答えを見つけなければいけない。
そうしないと、他人があなたの代わりに答えを出して、
あなたは他人の敷いたレールの上を歩くことのなる。


あなたの価値観を決めることが、
あなたの生活をシンプルにする第一段階になる。
自分の価値観に基づいて、
将来どこから見ても理想的な生活になるようなビジョンを作りだそう。


あなたの理想はどんな生活だろうか?

価値観とビジョンをはっきりさせたら、シンプルな生活を目指してゴールを決めよう。
「余命六ヶ月だとしたら、自分の人生をどんな風に変えたい?」
「経済的に問題がないなら、何を完全にやめてしまうだろう?」
「シンプルに平穏で幸福に暮らすために、まずどんな行動をとればいいだろう?」
あなたの価値観やビジョン、目標のフォーカル・ポイントはどこだろうか。
何をして、何をやめるべきかを考えてほしい。



「可能性の源泉とは、自分自身の思考にある」
自分の思考をコントロールできれば、
自分を取り巻く環境に変化が起こるのだ。


誰かができたなら、あなたにもできる。
成功者と同じことをすれば、
最終的にはあなたも同じ結果を得ることができる。

自分の思考がものごとの原因であり、
その結果としての現状がある。


もしもあなたが成功者の考え方を身につければ、
成功者と同じ成果を味わえるだろう。


あなたは、いつも考えている通りの人になる。


あなたがどのくらい楽観主義なのかで、
あなた自身がどのくらい幸せで、健康で、裕福で、
長生きをするかぴたりと予言できる。
人生のどんな場面においても、
もっと楽観的になるべきだ。


「今から五年後に完璧な暮らしをしているならば、
それはどんな生活ですか?」


自分の「夢のリスト」を作ろう。


「何でも手に入り、何にでもなれるとしたら、
本当に望むことは何だろう?」


目指すビジョンが明確になったら、
つぎに「どうやって実行する?」
と質問することで、戦略は立案できる。


いったんゴールを決めて紙に書き出したら、
朝も昼も夜も、いつもそれについて考えよう。
そして、ひとつだけ自分に問いかけてほしい。
「どうやって?」と。
どうやってそのゴールに到達できるだけを考えていればよいのだ。
「達成できるかどうか」と悩む必要はない。


ゴール設定 七つのステップ
①あなた自身が望むことを決める
②ゴールをわかりやすく具体的に紙に書く
③ゴールに締め切りをもうける
④やるべきことをすべてリストにする
⑤リストを人生設計や仕事の計画に組み込む
⑥計画を速やかに実行する
⑦毎日何かひとつ行動を起こすと決意する


現在取り組んでいる分野の上位10%の人物になることを、
たった今決心しよう。


人生というビュッフェで欲しいものを必ず手に入れるには、
ふたつの段階を踏む必要がある。
まず、行列に並ぶこと。
もうひとつは、その行列に並びつづけることだ。


「あなたの職業にいちばん役立つスキルは何だろう?」



戦略的人生設計のための七つの質問
①「あなたの仕事は、どんな仕事だろうか?」
   できるかぎり事業の定義を広くしよう。
②「今の状況が変わらなければ、将来どんな仕事をしているだろうか?」
③「あなたの顧客は誰だろうか?」
   あなたの成功を左右する人は、すべてあなたの顧客。
④「あなたが人よりうまくできる仕事は何だろう?」
⑤「成果の80%をもたらす上位20%の行動は何だろう?」
⑥「何がゴールの制約となっているのだろう?」
⑦「すぐに実行できる具体的行動とは何だろう?」



戦略的人生設計のための質問
「どんな人生も、どんなものでも手に入るとしよう。
さあ、あなたは何を手に入れるだろう?」
「あなたの理想的なライフスタイルとはどんな生活だろう?」
「どんな時に最高に幸せな気分だろう?」
「余命六ヶ月だと知らされたら、あなたは何をするだろう?」
「絶対に失敗しないとしたら、あなたはどんな目標を持つだろうか?」

ミッションとは「数年のうちにあなたが達成したい理想の状態」である。
ミッションを紙に書くときは、ごく短くわかりやすくまとめよう。


すばらしい家庭生活を送るために役立つ考え方をいくつか紹介しよう

人生で本当に大切なことを忘れない
職場にいるときは、仕事に集中する
人生には、二種類の時間があることを覚えておく
ひとつは仕事の時間。もうひとつはプライベートな時間である。
愛する人と気持ちを通わせて時間を過ごす
諦めることを決める
愛する人と過ごす時間を増やすために、
他のことに使う時間を減らさなければならない。




将来のお金に対する明確なビジョンを持て
「あなたは引退したときに、どのくらいの資産が欲しいだろう?」
「そのとき、どんなライフスタイルにしたいだろう?」
「そのためには、どのくらい貯蓄や投資をしなければならないだろう?」
「もう充分だと、いつわかるのだろう?そうなったとき、どうするのだろう?」
「1000万ドルの資産を手にしたなら、あなたはそのお金で何をするだろう?
 人生をどう変えるだろう?」

経済的自立のためにまず知っておかなければいけないのは、
以下の三点である。
・今いくら稼いでいるか?
・毎月どれだけの支出があるか?
・どれだけの資産があるか?


「八十歳、いや、九十歳まで生きるぞ!」とたった今決意しよう。
生きているあいだこの先ずっと、自分の人生はすばらしいと思えるようにすると決めよう。
健康と長寿の面において、人類史上、現代はもっともすばらしい時代である。
過去に今日ほど長生きしていい暮らしができる時代はなかった。



俳優のジム・キャリーは、デビューしたばかりの頃、
映画に出演して1000万ドルのギャラをもらうというビジョンとゴールを立てた。
そして、この小切手を自分で作り、どこに行くときもそれをお守り代わりに持っていった。
ときどき小切手を眺め、
自分には一本の映画で1000万ドル稼ぐ力があると信じて疑わなかった。
何年もの涙ぐましい努力のおかげで、ジムの夢はついに実現した。
ジムのこの成功は、はっきりしたビジョンと夢を持ち、
決してそれを見失わなかったおかげである。

日々成長するための七つの規律
①毎朝、ゴールを紙に書く
②毎晩、翌日の計画を立てる
③毎日、優先順位を決める
④毎日、いちばん価値を生む行動に集中する
⑤毎日、運動し適切な栄養をとる
⑥毎日、学習し成長する
⑦毎日、自分の人生で大切な人のために時間を割く


いちばん大切な資源はあなた自身である。
あなたという人材を磨き、もっと多くの成果を手にするために
自分自身の実力を伸ばすことに毎日を費やそう。
自分で設定したゴールをすべて達成するまで
自分自身を磨きつづけると決意しよう。



21世紀を生きるための七つの知恵
①人生をより良くする唯一の方法は、成長することである
あなたの人生はいつも、あなたの内面を反映したものになる。
だから、外側から見える自分自身を向上させる唯一の方法は、内面を磨くことである。
②大切なのは、これからどんな人間になるかである
③価値ある行動は習慣化するまで、繰り返し挑戦する
④人生の選択肢は多いほどよい
人生とは、自分の選択肢によって決まる。
⑤あらゆる困難から、役立つ知恵を学ぶことができる
⑥必要なことは、必ず学ぶことができる
人は学習する存在である。他の誰かが学べたことは、あなたも学ぶことができる。
⑦心の中で決めた限界が、唯一のあなたの限界である

自分で設定したゴールや夢に達成するために必要な才能も能力も、
今、すべてあなたの中にある。

あなたが尋ねなければならない質問は、たったひとつである。
「わたしはどれほど切実にそれを欲しがっているだろうか」
求め続けるのなら、必ずそれは手に入れられる。






「あることができる、またはできないと自分が思うのなら、
どちらの考えも、きっと正しい。」
(ヘンリー・フォード)