2020年7月16日木曜日

【読書】2冊読んだ株の本をサクッとメモしておくのです。


バタバタしていて更新できてませんでしたが
最近、2冊株の本を読んだのでメモを。

読んだのは、
「株は1年に2回だけ売買する人がいちばん儲かる / 伊藤 智洋」
「№1ストラテジストが教える 日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法 / 菊地 正俊」
です。

いつものように自分のために残しておきます。



「株は1年に2回だけ売買する人がいちばん儲かる / 伊藤 智洋」

株式相場では、積極的な取引が行われ、
参加者の誰もが同調して上げ相場を作る場面が、年2回あるのです。
その場面こそ、大口投資家の弱みであり、
弱小の投資家が付け入ることのできる隙です。

1年の値動きのシナリオを描け
具体的なやり方は、
①1年間のシナリオを描く



②そのシナリオが当たっていれば利益になる
③はずれていればやめる
というだけです。

いったん仕掛けたら、
はずれたと判断する状況がくるまで、放っておくだけです。

株式市場で価格が動く理由は、
「なんらかの理由があって資金が移動しているから」です。
資金は、
「動かざるを得ない事情」があって移動しているのです。


日本の株式市場は、3月、4月に売買が増加します。
資金を移動しなければいけない時期、
資金を振り分けなければいけない時期だから、
「必ず取引量が増加する」のです。
また、ヘッジファンドの多くは、
解約できるタイミングを限定しています。
2月15日、5月15日、8月15日、11月15日がその節目になり、
株価が下がりやすくなります。

1年の値幅の大部分は3ヶ月程度で達成される。

積極的な状態へ入る前には、多くの市場参加者へ、
「その時期がきたのでそろそろ動かしますよ」というサインを出します。
積極的な状態は、多くの市場参加者が共通認識のなかで動く必要があるからです。
次に、積極的な状態へ入っているときは、
「現状がまだ継続しますよ」というサインを出し続けます。
そして、積極的な状態から抜け出す場面では、
「これ以上へは行けませんよ」というサインを出します。

積極的な動きは、上昇と下降の両方で作られますが、
事前に予測できる動きは、上昇だけです。
なぜなら、下降の積極的な動きというのは、
上昇の動きを経過した後にあらわれる動きに過ぎないからです。


チャートの通常あるべき状態は「横ばい」だということです。
それにもかかわらず、価格が急激に上昇、下降する理由は、
価格変化で利益を得ようとする側、投機家が積極的に市場に参加しているからです。

長期の上昇局面は、
短期の上昇局面と中期の調整によって形成されているだけなのです。



「№1ストラテジストが教える 日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法 / 菊地 正俊」

東証の売買シェアで、
6~7割を占める外国人投資家に続くのは個人投資家の約2割です。

日本の株式市場は、
外国人投資家と個人投資家で
キャッチボールをしているような市場と言えます。


外国人投資家の日本株保有率は、約30%


外国人投資家の売買シェアは、約7割


株価形成に影響を与えるのは、
株式の保有ではなく、売買です。
株式をいくら大量に保有していても、
売買しなければ、株価への影響はありません。


外国人投資家の日本株売買には強い季節性があり、
4月に買い越す傾向がある一方、8~9月は売り越しであることが多くなっています。


個人投資家としては、外国人投資家の日本株売買の季節性を利用して、
8~9月に買って4月に売る戦略が考えられます。


大量保有報告書を出すということは、
大手運用会社がその銘柄の長期保有に自信があるということを意味し、
5%を保有した後も買い増すことが多いため、
個人投資家は大量保有報告書を見た後のコバンザメ投資が有効かもしれません。
「日経ヴェリタス」はその週に提出された主な大量保有報告書を掲載します。

外国人投資家は「会社は株主のもの」と考えている。

外国人投資家は持続的な株高のためには、
構造改革策、特にコーポレートガバナンス改革が必須だと考えています。
コーポレートガバナンスとは長期的な企業価値増大に向けた取り組みですが、
「経営者が株主のために働く仕組みになっているか否か」をチェックすることも、
そのなかに含まれています。
外国人投資家がROEを重視するというのもその一環です。
外国人投資家は少なくとも二桁のROEを求めています。

外国人投資家の「日本株売買の季節性」を活かして売買する。

何らかの理由で8~9月に外国人投資家売りで日本株が下落したら、
買場と考えて思いきって買って、
「sell in may」の前に4月に売るのが良いでしょう。




「株は1年に2回だけ売買する人がいちばん儲かる / 伊藤 智洋」




「№1ストラテジストが教える 日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法 / 菊地 正俊」



「大量の書物を読まずして、広い分野にまたがる、
真に優れた投資家にはなれないでしょうね。
どんな本であろうと、たったひとつだけ読んだだけで
優れた投資家になれるはずはないのですから。」
(チャーリー・マンガー)



なんしか、カッコいい大人になろう。