ジェット・ブログ: 【部下への】叱り方の基本【怒るのと叱るの違い】

2018年3月1日木曜日

【部下への】叱り方の基本【怒るのと叱るの違い】

部下を叱るって難しいですよね。

かく言う私も叱るのが下手です。

叱り方が、よくわかっていませんでした。

出来れば、叱るという場面を経験したくないと思っていました。

なのですが、
部下ってのは、ミスをするんですよ。
報告しないんですよ。
成長して慣れてくると反抗的になるんですよ。
それを放っておくとチームが不協和音が流れ出すんです。
ここは一発叱らなければならないんです。

ここをうまく戒めなければ、
自分自身が舐められるんですよね。
時々叱らなければならないんです。

なんですが、叱り慣れてないので
苦手意識がなかなか拭い切れません。

私も試行錯誤しました。
そして、私なりのノウハウを作ってみました。

・まず、基本は個室で1対1で話します。

部下にだってプライドがあります。
それを傷つけては、恨みを買うだけで、
うまくいく話もうまくいかなくなります。
周りの目が気になって謝る気も失せ、
上司に逆上などの事態も最悪の場合も、あり得ます。
＜必ず、個室で叱るのです。＞

・叱るポイントを1点書き出しましょう。

（本当に紙などに書き出してください）
＜なぜ、叱るのかを自分自身にも明確にしましょう＞
まず、書き出して確認してください。

＜感情的になってはいけません、終始落ち着いて淡々と話します＞
叱ると怒るは違います。
叱る＝冷静に指摘
怒る＝感情的に指摘

そのポイントは、部下が選択した誤った行動についてになっていますか？
感情が入っていませんか？
態度などについては言及してはいけません。行動のみに焦点をあてます。

○自分の起こしたミスのフォローが最後までできていない。（叱る）
×ミスをしておいてあの態度は何だ！（怒る）
○できる実力があるのに、やろうとしていない。（叱る）
×なんで、やってないんだ！（怒る）

その叱るポイントについては、
個人的な感情を一切排除しなければなりません。
感情や態度はあくまで主観的なので、触れてはいけません。
そう見えたとか、そうだろうと思ったなど曖昧ではいけません。

そして、今日はそのポイントについて1点のみ叱ります。
つでに日ごろの態度だ、昔のあの件だとか
日ごろ言えなかったことなどについて
これ見よがしに叱ってはいけません。

そして、その叱るポイントについては、
叱っている間中、終始ぶれてはいけません。
そして、本気を伝えなければなりません。

・部下の言い分も聞く

どういう事情があったのかは
本人が話したいのであれば
聞かなければなりません。
最後まで聞いてみるとひょっとすると、
自分の方が間違っている可能性というのも
無くはありません。
＜相手の言い分を傾聴しましょう＞
そして、途中で否定したり、口を挟んだり
しないで最後まで言い分を聞きましょう。
間違いを指摘するのは今ではありません。

・感情を揺さぶる

例えば、今は叱られている側だが、
後輩が今がそのことを同じようにして
先輩である自分に後輩が同じ行動を取ったとした時どう思うか？
など、逆の立場側に立ってみるように投げかけたり、

途中の話で出た他の不満などには、
上司としての私も責任はあるなど
まったく叱る一辺倒ではないだけではないところを見せたり、
上司としても苦悩していることを少し話したりし、
人間くさいところを感じさせたり、

他の上司が褒めていた例を出したり、
お客さんから褒められていた例を出したり、
今回のミスの中でも褒められる行動を褒めたり、
叱る一辺倒でなく褒めることで感情を揺さぶります。
そして、その褒められる行動と対照的に今回の件について
こんなにいいところがあるのになでこうなったのか、
もっとこうしてほしかったと締めましょう。

責められているだけの状況とは
異なる感情を感じさせてあげましょう。

・具体策を考えさせる

今回取るべき行動は、どのような行動だったと思うか？
ということを投げかけ今回の件を自分自身で考えさせる。

あなたの意見は言わずに、質問をしよう。
間違っても相手の問題を自分で解決し、
何をすべきか指示してはいけない。

・具体策を共に考える。

先程の口から出た言葉を拾いつつ、
あなたも具体策を言い、次回からこのように
行動すべき具体的な策を共に考えます。

・フォロー

次からはやってくれると信じている。
できるはずや。同じミスはもうこりごりだぞ。
など、
最後は励ましたり、褒めたり、緊張を解きほぐして終わりましょう。

その後に、ひょっとしたら
本音の不満の部分を話してきたりすることもあります。
その時は、信頼して話してきたのですら
聞いてあげましょう。
真摯に聞いて、できるものはすぐ改善し、
できない時は、時間がかかるが一緒に解決していこう、
そのためには、自分自身の努力が必要であると伝えましょう。
真摯に聞いてあげることが重要です。

また、
叱っている時間は極力短く
をモットーに進めましょう。
聞く部分は長くとっても構いません。

その他の心掛けとしては、

※変えられないことや部下の人格を攻撃しない！

※他人と比較も絶対してはいけません！

※「上の考え」「社の方針」のせいにしない！自分の言葉で！

※簡潔に注意する！だらだらは伝わらない！

※熱い言葉で叱咤激励する！本気を伝える！

※論理的に説明する！感情的にならない！

※部下自身に今回の件について考えさせる！

※事前に何回かシュミレーションする！

などがあります。

悩みながら、
部下と一緒に
あなた自身も成長していると考えましょう！

そして、一番重要なことは
自分の本気さを、
相手に伝えなければならない。
ということです。

叱られて効果があるのは、
「この人の言うことなら聞こうかな」
と思える関係性が必要ですので
愛情を持って接しましょう。

「いま、子供を叱れない、
生徒を叱れない、
部下を叱れない人がいる。
何やってんの。
叱ることが愛情だよ。」
（星野仙一）

なんしか、カッコいい大人になろう。

先日、こんなTweetに出会いました。

息子が小さい時に大事にしてたフィギュアを旅行先に忘れちゃって
「だから持ち歩くなって言ったでしょ？」って怒ったら
「悲しいんだから怒らないで」って言われてハッとなった。
この間、私が旅行先に上着忘れた時
「大丈夫？悲しくない？」って息子。
怒るって自分の為で相手の為じゃないって気づき。

そうなんです。
怒るって自分の勝手な行為なんですよ、きっと。

＜他に参考になったTwitter＞

「上司って僕が仕事でミスしても全然怒りませんよね」って深く考えずに言ったら、「俺がするのは指摘の連絡だけ。叱るのは人道とルールに反したと思った相手だけ」って返されて、このひと人間出来すぎか…？ってなってる

叱られ方研修なるものがTLで流れてるけど、叱られて効果があるのは、それ以上に大事にされている感覚があって、かつ「この人の言うことなら聞こうかな」と思える関係性が前提だから。あと「叱る」には、恫喝、怒声、叱責、暴言、人格否定は含まれないから。

私の父は奇跡的にも女性の部下から慕われている上司でして。どんな普通に扱っているのか聞いたら「女の人は男よりも自分の領域を大切にしているだろ？だから隣に立つにも一定の距離感を持ってる。あと不用意に触らない、誉めるなら態度より言葉。言葉に勝る賛辞はない」なるほどってなった

「怒る」は「叱る」とは違うからね。ただ自分が不快になった気持ちを発散させたいだけのコーチは、コーチじゃないでしょ。しかもそれを人前でやるなんて、もってのほか。自分の、人としての器が小さいのをアピールしてるようなもの。

＜その他の記事はこちらです。＞

【取り入れよ】メメント・モリの意識と備忘システム

【大切なこと】息子に伝えたい100のこと

【人生が変わる】神社ミッション【その後の報告】

【レシピ】男の焼肉のタレ【にんにく】

【考察】男の色気の正体【38のアプローチから探る】

【新調】財布の使い始めにやってみた【これで金運UP！？】

【約10年前】人生を変えたくて「実印」を作った話【2006】

【レシピ】男の基本のかえし【万能調味料】

【読書】菊と刀

【名言】THE 本田宗一郎【迷ったときに読み返したくなる】

【カッコいい大人の名言集】明石家さんま

【コピペ】惚れてまうやろ～【男前なエピソード】時々更新

【39.5歳】「捨てる」が人生後半戦の追い風になる

【基本レッスン】コミュニケーションとしてのノリツッコミ【不要に怒らないために】

【最初の1本目は】なぜ男は腕時計にこだわるのか【やっぱりROLEX】